Tuesday 20 November 2012

ぷりぷり哲学

授乳中、アイサちゃんがおっぱいを飲むのを止めて、眉間にしわを寄せ壮大な哲学の問題について熟考しているような険しい顔になることがあります。というか、最近は授乳の最中に必ずおっぱいを飲むのを中断して熟考にふけります。そんな険しい顔を眺めながら、私とマーティーは「今日は宇宙の神秘について考えてるね」とか、「人間と動物の究極の違いについて悩んでるよ」など、熟考の内容に思いをはせます。
私はアイサちゃんの熟考を促すため、アイサちゃんを肩にかつぐ形で背中をさすったり(略して背中トントン)、膝の上に座らせてお腹をさすったり(略してお腹トントン)します。そうしているうちに、
ぷりぷりぷりぷり〜
とか、
ぶぶぶっ!ぶりぶり〜
とか、
ぶばばっぶぼっ!
などという、大変ありがたい音が聞こえてきます。哲学の誕生です。

速やかにその紐を解くと、キーマカレーを水で薄めたようなものが...。
「あらっ、今日のもとっても立派ね〜」などと内容をチェックして礼賛するのも忘れてはいけません。

この哲学の紐解きをあまりに速やかに行ってしまうと、大変な目に会います。
ある朝、私が着替えていると、リビングから
「Oh no 〜!Why why why, Isa!! (ああぁ〜!アイサ、なぜ、なぜ、なぜだぁ〜!!)」
という情けない雄叫びが聞こえてきたので様子を見にいってみると、おむつ台の前で泣きそうな顔で肩を落としているマーティーの姿が。
「おむつ代えてる途中に新しいオムツにぶりぶりーっとやられて、そのおむつを代えてる間にまたやられて、5分に4枚もおむつを代えたよ」とトホホな顔で教えてくれました。
その情けない顔と、アイサちゃんのあくまで真面目くさった顔を見比べて爆笑する私。
「今日のアイサ先生はご精が出ますのねー」と上から目線のコメントをしてその場は終わりました。

その日の夜中、授乳を終えておむつを代えていると、ぷすーっという音と共にアイサちゃんのお尻の穴から私の顔めがけて生暖かい風が直撃。その一秒後にはキーマカレーがぷりぷりぷりぷりーとゆるやかに新しいおむつへ...。「あらららら〜」とまだ余裕な私は速やかに新しいおむつを投入。その2秒後に今度は知の泉から暖かい液体が勢い良くほとばしりました。「おぉぉぉ〜」と若干動揺するも、気を取り直してもう一枚。そうすると今度はぶばっとおしりからキーマカレーの噴射が。新しいおむつだけでなくおむつ台カバーやアイサちゃんの足にまでキーマカレーが...。この間約3分ほど。代えたおむつは4枚。こうも早いうちにバカにしていたマーティーの記録を軽々と超えてしまうとは。しばらく絶句して頭を足れる私。午前3時。「うふふ。ふふふふふ。」と不気味な笑いをもらしつつ片付けました。

フィロソファーとは時間をかけてつき合えっていうことですかね。

熟考中のアイサちゃんの顔
 









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