Wednesday 27 February 2013

歯ぐきがムズムズ

愛彩の最初の歯を見るのはまだまだ先のことだとは思いますが、もうすでに歯ぐきがムズムズし始めたようです。
びみょ〜な顔で、手やブランケットや歯固めなんかをぐしぐし噛んでます。

時にはカニのように泡をふき、時には小川のようなよだれを出している愛彩。何気なくよだれかけを代えようとして「池に落とした!?」と思うほどぐっしょり濡れててびっくりしたりします。
頻繁に歯ぐきがムズムズしたり痒かったりしているようですが、時々痛くて泣いたりします。
そういう時は歯固めを冷凍庫で冷やしてからあげたり、歯ぐきに塗る薬用ジェルを塗ってあげたり、それでも痛がっているようなら赤ちゃん用の痛み止めを飲ませたりしています。

長時間痛がって泣いていると、かわいそうだなぁと思います。夜中に痛くて起き、数時間も寝付けなかったりすると、こちらも眠れないので泣きたくなります(苦笑)。でも、痛かったり痒かったりも大切な経験のひとつ。私が愛彩の一生分の痛みや不快感を取り払ってあげることはできません。なので、痛みや不快感を知ることも大切な成長の一環です。風にもあてないように大切に育てられた深窓の乙女だって、便秘になったり魚の目ができたりすることもあるわけですし。んふ。
また、泣くとエンドルフィンというモルヒネと同じような効果のある脳内物質が分泌されるそうです。
愛彩が痛くて泣いているとき、「この子は今大切なことを学んでいるんだな」と思うと同時に「お〜、エンドルフィンでてるでてる」と愛彩に教えてあげています。いまいち理解していない様子ですが。

「かわいい子には旅をさせろ」と言いますが、私はこれに大賛成。旅に出ればいろいろ楽しい、面白いことがありますし、途中で痛い目にあってもいい経験です。
「若い頃の苦労は買ってでもしろ」とも言いますが、私はこれはちょっと趣味にあいません。しなくていい苦労はしないで一生逃げ切ってほしいです。

痛ければ、痛み止め飲め、かわいい子。効かない時はいい経験。(心の川柳。字余り&字足らず。)


Thursday 21 February 2013

仏教入門?

ヨガの先生に勧められて Buddhism for mothers(直訳すると「母親のための仏教」)という本を読み始めたのですが、これがオモシロイ。とっても役に立っています。仏教の教えってめっちゃ実用的だな!と感心しています。この本が実用書だからというのもあるのでしょうが。

日本の外に出ると、たまに「宗教はなんですか?」と聞かれることがあります。私はだいたい「宗教的はどこにも属してないけど、文化的には仏教と神道の影響を受けてます」と答えます。「実家には神棚と仏壇が両方あるよ」というと「へぇ〜!」とおもしろがられます。日本人の宗教に対するアプローチは国際的にけっこう珍しいようで、「お寺でも神社でもお参りするし、結婚式は教会でやる夫婦が多いし、クリスマスもお祝いするよ」というと、やはり「へぇ〜!!」とおもしろがられます。「なんで?」と聞かれるので、「ギリシャ神話にたくさん神様が登場するみたいに、日本にはたくさん神様がいたから、後から一人二人増えても、みんな歓迎しちゃったんじゃないかな」と適当に答えています。

日本人の宗教に対するリラックスしたアプローチが珍しがられるとは言っても、私の友達の多くはなんちゃってクリスチャンです。「結婚式とお葬式は教会でやるけど、最後にバイブルを開いたのは小学生のとき」みたいな。マーティーも民族的・文化的にはユダヤ人だけど、ユダヤ教徒ではありません。ベーコンが大好きなイスラム教徒にも会ったことあります。そういう人たちには、日本人の宗教に対するゆるめのアプローチは好意的に捉えられています。

実家に仏壇があるわりには、私はあまり仏教を習ったり興味を持って勉強したりすることなく育ちました。私にとっての仏教の記憶は、チーンと鳴らす楽器(鈴というそうです。名前がわからなくてググりました)、お線香の匂い、手を合わせたときのおごそかな気持ち、など漠然とした儀式的なもの。お経といえば、お通夜なんかで袈裟を着たお坊さんが、「なーむ、なーむ、なむむむむ〜、みゃ〜」とポクポク木魚を叩きながら唱える、意味のわからない呪文でした。

仏教についていろいろ教えてもらうようになったのは、むしろ日本を出てからです。ヨガのクラスで禅について教わったり、仏教徒のイタリア人から仏教について質問されて「ワタシ、ぶっきょー、わ〜かりまセーン」と言わなくちゃならなかったり。マーティーが仕事でストレスを溜めていたとき、ストレス解消に瞑想のクラスに行くようになって、瞑想について教えてもらったり。なので、私は仏教の教えについてのほとんどを英語で習ったわけです。そして、今も英語の本で仏教のことを学んでいるという人生の不思議。

この本によると、仏教の教えは日々実践して初めて意味があるそうなので、私も仏教の教えを少しずーつ実践し始めました。そんな私は仏教徒かと言われると、そうではありません。宗教として仏教を信じているわけではなくて、哲学としての仏教を試してみているだけです。じゃあ、宗教と哲学ってどう違うんだろう?と考えてみました。私の場合、「会員制か一見さんオッケーか」というところが一番の違いかなぁ。宗教は「脱退するのがすんごくうしろめたい会員制の団体」みたいなイメージがあります。◯◯教徒になってしまったら、一生そこに属しないといけないというプレッシャーがある気がして...。哲学として学んでいるだけなら、ちょっとかじっていつでもやめられるという気楽さが今の私にはありがたいのです。

ということで、今の私は「宗教的にはどこにも属してないけど、ユダヤの祭事もやるし、クリスマスもお祝いするし、実家には仏壇と神棚があって、哲学としての仏教を学んでいる人」です。不真面目って怒られるかな〜。

本に出てきた仏教の教えの一つに「今のこの瞬間を感じる」というものがあります。小さい子供がいると、時間刻みのスケジュールがたてられないし、まとまった時間というものが意図的にはなかなかとれません。朝起きた瞬間から「よし、まずマーティーが仕事に行く前にシャワーをさっと浴びて化粧して、愛彩が朝のお昼寝をしてる間に洗濯物を干して、あぁ、掃除機もかけとかなきゃ、メールの返信もしとかなきゃ、授乳の前に水分補給と自分の朝ご飯も食べなきゃ〜!」と頭の中がしないといけないことでいっぱい。「次は次は」と気がせいていて、何をやっていても「早く終わらせなきゃ」と思っている自分。そんなに焦んなきゃいけないほど沢山やらなくちゃいけないことがあるわけでもないのに。いつもせかせかしていて余裕がなく、予定外のことが起こるとキィーっ!とイラついている自分。朝ご飯も詰め込むようにしてちゃんと味わっていない自分。
そんな時に「今のこの瞬間を感じる」ように努めます。自分の呼吸を感じる。濡れた洗濯物の手触りを感じる。どこの筋肉を使っているか感じる。呼吸が浅いな〜、肩こってんな〜、顔がこわばってんな〜、と気づくと、深呼吸して顔をゆるめて体をリラックスさせることもできます。家事だってどうせやるならリラックスしてるんるんできるほうがいい。いつもよりも愛彩が早く起きてしまったら笑顔で遊んであげるほうがいい。いつもよりも長く寝てくれたら「いつ起きるんだろう」とそわそわしないで、ゆっくりお茶を飲んで「おいしいなぁ〜」とまったりしたい。「今のこの瞬間を感じる」ようにすると一日がずっと豊かになります。
が、これがけっこう難しい〜。もともと注意力散漫な性分なので、洗濯物を干している間に今日の天気が気になってパソコンにむかい、そしたらメールの返信してなかったのを思い出してメールの返信をし始めて、そしたらコーヒーテーブルが汚れていることに気づいて拭き始めて...、と気づくとどの仕事も途中でほったらかし状態になっていることもしばしば。本当の意味で「今」に集中しているときって1分もないかも。

そんな私に比べると愛彩のほうがよっぽどブッダに近いなと思います。今の月齢だとまだ時間軸を理解していないので、お腹が減ったらもう「お腹が減った〜!!減った、減った、減った〜!!」なのです。「もうすこし待ったらおっぱいがもらえる」なんてコンセプトはないのです。今お腹減ってるから今減ってる。以上!なのです。遊んでうれしいときは、今遊んでる、うれし〜!楽しい〜!今、めっちゃ楽しい〜!なのです。赤ちゃんって本当に「今」しか生きてないから。大人がみんな赤ちゃんだったら、世の中は機能しないですけど、赤ちゃんみたいに「今」を生きるってやっぱりいいなと思います。今日も「今のこの瞬間を感じる」練習をするぜ。


円空さんの仏像と愛彩の顔。似てる!?

Monday 18 February 2013

生まれてから100日

愛彩ちゃんへ

あなたがお母さんのおなかの中から広い世界に出てきて100日がたちました。
生まれたばかりのあなたは、小さくて軽くてとてもたよりない存在でした。
あなたの皮フは外の世界に慣れていなくて、体中に小さなポツポツができていました。
あなたにとって、おちちを消化するのは大変なしごとで、お母さんは何度もおなかやせなかをさすってあげました。
服にうでを通したり、おむつをかえるたびに泣いていましたね。

100日がたって、あなたはみちがえるほど大きく強くなりました。
3キロほどだった体重はほぼ倍になりました。
おちちをのむのがじょうずになって、今では一度にたくさんのめるようになりました。
昼と夜のくべつがつくようになり、昼間は元気にあそんで夜はたくさんねむるようになりました。
あまり見えていなかった目も、今ではお母さんたちの表情や、遠くのものまで見えるようになりました。
グーだった手がパーになり、いろんなものをつかめるようになりました。
首もしっかりすわって、表情がゆたかになりました。
うつぶせでうでをつっぱってキョロキョロ顔をうごかせるようになりました。
服をきがえたり、おむつをかえるときにニコニコ笑えるようになりました。
あなたが最初に本当の笑顔を見せてくれたのは、4週間をちょっとすぎたころでした。
声を出して笑えるようになったのは、3ヶ月になるちょっと前でした。

あなたは、おだやかで、おおらかで、陽気で、見ている人が思わず笑顔になってしまうような性質を持って生まれてきました。
この100日で、あなたは生まれつきの良い性質はそのままで、もっと自分らしく強く育ちました。
どうかそのまま、あなたらしく育ってほしいと願っています。

あなたは眠っている間に声に出して笑うことがあります。
その度に私は、「いつもいい夢が見られますように。いいことばかりが起こりますように」と願ってしまいます。
いくじなしの私は、「悪い夢なんて見ることがありませんように。悪いことなんて一つも起こりませんように」と自分勝手なお願いをしてしまいます。

あなたは生まれつき勇気があって好奇心いっぱいの強い子だから、きっと悪夢を見ても大丈夫。なにか悪いことがあっても乗りこえることができるよね。けがや病気にも負けないよね。

この100日間、たくさんのミラクルをありがとう。
だれかを丸ごとこんなにも愛おしいと思える気持ちを毎日くれてありがとう。
あなたとすごす毎日が宝物です。これからもよろしくね。元気でいてね。





Wednesday 13 February 2013

実家に帰らせていただき...けない!?

愛彩には今まで経験したことのないハッピーを毎日たくさんもらっています。が、子育てはかわいい、楽しい、だけじゃなくてやっぱり大変だと思うこともたくさんあります。

出産直後はホルモンのおかげでハイになっていたため、寝れなくっても平気〜♪赤ちゃんってかわいぃ〜♡とはしゃいでいましたが、今思い返してみたら心も体もいろんな障害を乗り越えなくちゃいけませんでした。
まるでオンボロの中古車のように、血液、母乳、鼻水、涙、などあちこちから液体がダダ漏れで、動くのもえっちらおっちらだった私の体。
ホルモンで泣いたり笑ったり。睡眠不足でイライラ。
大好きな授乳の時間も、眠れない日が続くと「私はこれからあと何百回同じことを繰り返すんだろう?」と絶望的になったり。
「私はロンドンで夫と二人で、ちゃんとこの小さい生き物を守って育てていくことができるんだろうか?」と不安になったこともありました。

今は体もすっかり回復し、愛彩も成長して夜に眠ってくれるようになったので、そんなにドラマチックに泣いたり不安になったりすることはありません。
でも、子育てはまだ始まったばかり。これからも不安になることはたくさん出てくるのでしょう。大人ってもっとしっかりした人たちだと思っていましたが、そんなことはないんですね。
糸井重里さんが、「大人は『初めてのおつかい』に出てくるお兄ちゃんのようだ。自分だって不安で泣きそうだけど、弟がいるから泣かないでがまんしている。」というようなことをネットに書いていたのですが、本当にそうだなーと思いました。

さて、私がドラマチックに不安になっていたころ、思い出すのはやっぱり自分のお母さんでした。ロンドンまでお産の手伝いに行けないかわりに、「もし本当に大変になったら飛行機に乗って帰っておいで」と言ってくれていました。しかーし!私は愛彩を連れて「実家に帰らせていただきます」とは言えないのです。というのも、愛彩にはまだパスポートがないから。私は愛彩を生むまで、赤ちゃんにもパスポートがいるなんて考えたこともありませんでした。

オーストラリア人の父と日本人の母を持ちイギリスで生まれた愛彩は、生まれた時どこの国の人でもありませんでした。イギリスで生まれたというだけではイギリス国籍は取得できませんし、日本国籍とオーストラリア国籍も届け出なければ取得できません。
また、日本国籍を申請するためには、イギリス政府に出生届を出し、出生証明書をもらう必要があります。出生証明書を持って日本大使館に出生届を出した後、日本の戸籍に名前が載るまで一ヶ月半から二ヶ月かかります。
というわけで、愛彩は数ヶ月のあいだ何人でもありませんでした。ポジティブに言うなら国境を超えた地球人っていうことでしょうか。
マーティーはアメリカ国籍も持っているので、愛彩は日本、オーストラリア、アメリカの他に将来的にはイギリスのパスポートの申請も可能なラッキー・ベイビーです。

ちなみに、日本国籍を持たない夫のマーティーは日本の戸籍を持つことも戸籍に入ることもできません。私が筆頭の戸籍の備考欄に(って備考欄ですよ!)「夫」として載っています。
日本の戸籍上にマーティーの姓はないので、日本では愛彩の姓は私の姓です。そしてミドルネームの登録もできません。ということで、愛彩は日本とイギリスではまったく別の名前で登録されています。本当にふっしぎー。

パスポートの申請には愛彩の戸籍謄本を日本から送ってもらう必要があり、パスポートの申請からパスポートの取得までも時間がかかるので、愛彩がパスポートを取得するのはまだ先のことです。「娘を連れて実家に帰らせていただきます」とはまだまだ言えない状況が続くのでした。夫婦で仲良くやっていくしか物理的に選択肢がないので、ある意味夫婦円満の秘訣かも...?


パスポート用に撮影

Monday 11 February 2013

ベビーヨガ

ベビーヨガをやってみました。先週が最後のクラスでした。ベビーヨガとはいえ、ヨガをやるのはベビーじゃなくてママなんですがね。

1時間のクラスなのですが、一番最初のクラスでは愛彩が終始泣いていたため、1時間ずっと授乳したりあやしたりして終わりました。参加メンバーはママ3人とベビー3人の3組だけでしたが、3組とも遅刻。まず時間通りに赤ちゃんを連れて行くのが難しい...。生まれて間もない頃は特に、さあ出かけるぞというタイミングでウンチ爆弾を落とされたりしますからね。ヨガのクラスで愛彩も泣きっぱなしでしたが、他の二人の赤ちゃんも似たりよったりでした。「お金の無駄かもしれない...」と思いましたが、5週間分前払いしていたので次の週も行きました。5週間分を前払いっていうのは、こういうことも見越してのことだったのか!とヨガの先生の商才に感心。

2週目からはどの赤ちゃんも泣いている時間がぐっと減りました。そして3組とも遅刻しませんでした。新しいことをするのは赤ちゃんにとっても大変ですが、ママだって大変。まずママが慣れるのが第一歩。そうすると赤ちゃんも落ち着くのかも。

5週間やってみて、妊娠中に蓄えた腹の肉が消えたかと問われればそんなことはなく。肩こりや腰痛が劇的に改善されたかといえばそんなこともなく。でも、行ってよかったなーと思いました。

まず、赤ちゃんを預けなくてもヨガのクラスに参加できるというのが大きい。というか、ベビー◯◯というクラスの目的の99%はそこでしょう!赤ちゃんを預けなくても自分が好きなエクササイズができるというのがありがたい。普通のヨガのクラスと違って、クラスの中で赤ちゃんが泣いても大丈夫。授乳しても大丈夫。オムツを代えても大丈夫。
赤ちゃんを上手に参加させながらヨガの練習をする方法や、赤ちゃんを抱いてあやしながらできるポーズ、赤ちゃんの体重を利用したエクササイズなどの他に、赤ちゃんを落ち着かせる抱き方や赤ちゃんの消化を促す運動などを学びました。知恵を絞ればいろいろできるもんだなぁーと新鮮でした。クラスで習ったことは家でもできることだったので、毎日愛彩とヨガをするようになりました。愛彩がぐずっていると抱き上げて太ももの運動。「よしよしよ〜し」なんてなでながら、太ももの筋肉の収縮具合に思いをはせているなんて、愛彩は知る由もないでしょう。フフフ。

ベビーヨガだけじゃなく、ベビーピラティスや赤ちゃんも連れて行ける映画館、赤ちゃんウェルカムのクラシック音楽コンサートなど、赤ちゃんと一緒にできることって実はいっぱいあるんですね〜。ママ向けの教習も無料でたくさんあってびっくりしました。乳幼児の応急処置の教習など受けてみましたよ。ママ・ワールドに入る前は全然知らなかったです。今度はベビーカー・エクササイズ(ベビーカーを利用した屋外で行うエクササイズ)のクラスを試す予定です。赤ちゃんスイミングにもトライしたいな。


Saturday 9 February 2013

グーがパーに

生まれたときはドラえもんのようにグーだった手がパーになりました。いろんなものをつかんでは舐めつかんでは舐めしています。手を全部口の中に入れようとしたり(←無理)、ブランケットなどその辺にあるものは全部とりあえずつかんで口に入れてみる方針のようです。寝ている時など特に、いろんな指を口に入れようとして、口に入らない指を顔面にガンガンぶつけ、朝起きたら顔中がかすり傷だらけだったりすることもあります。本人はまったく気にしてないようです。授乳中におっぱいと指を両方口に入れようとして母乳がダーっと口から流れ出ることも。どっちかにしなさいよとツッコミを入れる母。

授乳中に、小さい手がおっぱいをつかんだり、脇腹をつかんだりすると、「きゃわいぃー!」と胸がキュンとします。最近はつかめる範囲も広がってきたので、油断していると私の口の中や鼻の穴の中まで攻撃されます。こうやって赤ちゃんの世界は広がっていくんだねぇ〜と感慨深いです。

Friday 1 February 2013

初めての予防接種

12月4日(生後4週間ちょっと)、結核のワクチン(BCG)を打ちに行きました。愛彩にとって生まれて初めての予防接種。
レベッカさんというとっても優しそうな看護師さんが打ってくれました。BCGは血管や筋肉ではなく皮膚に打つワクチン。皮膚にマメのようなものを作るように打たなくてはならないので、独特の手法でひょいっと打ってくれました。「きっと何千回もやったんだろうなぁ」と思わせる手際のよさでした。愛彩は5秒ほどギャーと泣きましたが、すぐに泣き止んで、なんで泣いたのか瞬時に忘れたようでした。レベッカさん、すごい!

レベッカさんはワクチンを打つ前に、このワクチンはどういうものでなぜ打った方がいいのか、どのように作用してどんなリスクがあるのかなど、易しい言葉で丁寧に説明してくれました。このワクチンを打ちに行く前も、行政の方からパンフレットをもらってかなり詳しい説明を受けていましたし、個人的にもGoogleで調べたりしていました。インフォームドコンセントが徹底しているんだなぁーという印象を受けました。

レベッカさんいわく、このマメのようなものはすぐに消え、6週間後くらいに5ペンス硬貨(1円玉を一回り小さくしたくらい)くらいのおできが現れて破裂するとのこと。5ペンス硬貨っていったら、赤ちゃんの腕にはけっこう大きめなおできなので、それが破裂するとなると痛そうだなと思いました。が、おできは痛くないので赤ちゃんは何とも思わないとも教えてもらいました。
さて、このワクチンを打って6週間以上経ちましたが、5ペンス硬貨くらいのおできは現れず、あずきくらいの大きさのおできができ、破裂したのかしなかったのかわからないまま数日後にはかさぶたになりました。レベッカさんに教わった通り、愛彩はなんとも思っていないようでした。

ワクチンには生きている菌を使うものと死んでいる菌を使うものがありますが、BCGは生きている菌を使うそうです。オドロキなのが、この菌は皮膚に注入され皮膚に留まり、5ペンス硬貨ほどの皮膚内で感染するのだそうです。そうすることで免疫系を刺激して、体内に菌を入れることなく免疫を作るのだそうです。この方法だと副作用などのリスクが極めて少なくなります。
愛彩を生まなかったらこんなことは一生知らないですごしていたろうな、と思います。

ちなみに、待合室では同い年の赤ちゃんたちとそのママたちでいっぱいでした。そのママの一人が赤ちゃんの爪を爪やすりで削っていました。私はつめ切りで、愛彩の爪を切るのがどうしても怖かったので爪やすりを試してみたら、赤ちゃんの爪は柔らかいのですぐに削れました。いいアイディア♡今でも愛彩の爪は爪やすりで削っています。
また、他のママは赤ちゃんを膝の上に垂直に座らせて授乳していました。「これだと空気が口から出やすいからゲップをさせなくてもいいし、消化にもいいですよ」と教えてもらったので早速試してみたら、こちらもいい感じでした。
それぞれのママがなにげなくやってることが自分のやり方と違ったりするので、ママが集まるところに行くと勉強になるなと思いました。
新米ママ業は日々いろいろ発見があって面白いです。