Monday 17 November 2014

二歳になりました2

愛彩が行く保育園では、二歳以下、二歳から三歳、三歳から四歳でクラスが分かれています。(ちなみにイギリスでは四歳から小学校に行き始めます。小学校といっても最初の一年はレセプションといって小学校のカリキュラムが本格的に始まる前の準備期間のようなものですが、公立校ではレセプションから無料の義務教育です。)

愛彩は二歳になったので、上のクラスに行くことになりました。一週間は移行期間で、月曜日は1時間だけ、火曜日は3時間、水曜日は半日プラスお昼ご飯、というふうに徐々に慣らしていきます。最初は下のクラスの先生が上のクラスに同伴してくれるし、愛彩とお誕生日が数週間しか違わない仲良し女の子二人がすでに上のクラスに行っていたので、スムーズに移行できるだろうと思っていたのですが、月曜日から泣いていやがっていたそうです。

私が保育園に迎えにいくと「愛彩Sad(悲しい)。えーん、えーん」と泣いているジェスチャー付きで、日本語と英語の両方で上のクラスに行くのがいやだった旨を伝えてくれました。保育園大好きな愛彩がそんなことを言うのもびっくりでしたが、いつも「その瞬間を生きている」ように見える愛彩が過去に感じた感情を説明したのも驚きでした。愛彩に「過去」があるなんて。「悲しい」という抽象的な感情を表す言葉がわかるなんて。なんかいろいろ賢くなってるなぁ。

移行期間の一週間がすぎ、さていよいよ上のクラスに行くことになりました。朝から「Don't like nursery(保育園いや)」と言って私とマーティーを驚かせた愛彩。保育園へ行く途中も元気がなく、二歳児なのに「憂鬱」という形容詞がぴったりの表情。さて、保育園に着いて今まで行っていた下のクラスを横切ると下のクラスのドアを見ながら「うわーん」と大粒の涙が。大好きな先生、大好きなクラス、大好きなおもちゃ、今まで慣れ親しんできた人や場所や物と別れるのが本当に悲しいのでした。そんな愛彩を見て私は悲しいというより感心しました。二歳でも「お別れ」て悲しいんだ〜!でも、二歳だからこそ環境の変化というのは大変なのかもしれません。ママが一緒だったら大丈夫だけど、一人でなんとかしないといけないもんね。がんばれー!

愛彩よりもほんの数週間先に上のクラスに行った女の子二人の親御さんが「ウチの子も最初はすんごい泣きましたよ。でも一週間したら全然平気になりました。愛彩ちゃんもすぐに慣れますよ」て言ってくれました。

仕事が終わってお迎えに行くと、愛彩はニコニコ笑って上のクラスで遊んでいました。先生が「ママが行ってしまったらすぐに泣き止みましたよ」と教えてくださいました。よかった〜!帰り道に「今日は保育園どうだった?」と聞くと「Sad(悲しい)。えーん、えーん」とまたジェスチャー付きで答え、「保育園好き?」と聞くと首を横に振ってましたが。がんばって慣れて好きになってね。

二歳になりました

誕生日の前からマーティーママ&パパからプレゼントが届いていましたが、開けずにとっておきました。

誕生日の朝に「お誕生日のプレゼントだよ〜、開けてごらん」とプレゼントを差し出すと「Mama do it(ママやって)」とラッピングのセロハンテープのところを指差す愛彩。イギリスでは、包装紙はビリビリーと破って開けるもので、それが楽しみでもあり、セロテープをそーっとはがしたりなんてしないのですが、愛彩、そこだけなぜ日本的なのか?愛彩の要望通り、そーっとセロテープをはがして包装紙をはがし、折りたたみましたよ。

心のこもったプレゼントばかりだったのですが、特にびっくりしたのが、マーティーパパからもらった木馬のおもちゃです。とにかくデカい!愛彩よりもデカい!しかも作りが上等でものすごくリアル。愛彩、見るるなり「ひぃっ!」と後ずさり木馬から隠れてました(苦笑)。今は愛彩の部屋に置いてありますが、怖がってまだ一度も乗っていません。愛彩のお友達は喜んで乗っていたので、そのうち乗ってくれないかなと願っています。

お約束ですが、愛彩が喜んだのは木馬よりも木馬が入っていた箱。これまたデカい!愛彩が中に入って遊んでいたので私も入ってみたら、二人ともすっぽり入りました。試しにマーティーも一人で入ってみたら、余裕ですっぽり入りました。2メートル近いマーティーを余裕で収納できる箱に愛彩大喜び!出たり入ったりしてしばらく遊んでいました。

朝ご飯に「なに食べたい?パンケーキ?フレンチトースト?」と聞いてみると、トーストにベジマイトを塗ったものがいいという愛彩。ベジマイトというのは、オーストラリア人が好んで食べる、イースト菌からできた塩辛い焦げ茶色のペーストで、お味噌になんとなく似ています。トーストにバターを塗ってベジマイトを塗ったものが、オーストラリア人にとっては、日本人にとっての「たまごかけご飯」みたいな存在なのです。お誕生日だからパンケーキでもなんでも好きなものを作ろうと思っていたのに、愛彩、そこだけなぜオーストラリア的なのか?嗜好がしぶいよ?

パーティーは、できるだけ少人数にしよう!と固く決めていました。犬を飼うと犬好きの人の知り合いがあっという間に増えるらしいですが、それと同じで、子どもができると同じコミュニティーのママ友とか、ご近所の小さい子どもがいるお友達とか、保育園のお友達とか、あっという間にお付き合いが広がります。知り合いの子供をみんなパーティーに招待するとその親御さんとご兄弟も招待することになるので、あっという間に50人とかになってしまうのです。

中にはとってもきっぷのいいご両親もいて、そんな人たちみーんなを呼んで大きいパーティーをしたり、グループ別に何回かパーティーをしたりする方達もたくさんいるのですが、私はできない〜!大変すぎる〜!狭いアパートにそんなに大勢入らない〜!と、小さいパーティーをすることにしました。来年は愛彩の希望もあるだろうから、がんばるのかなぁ...。いや、でも子供の誕生会でがんばり過ぎて親がストレスっていうのもなんか微妙に間違っている気もするぞ。

ご近所の日頃からお付き合いのある面々だけを呼んでの小さなパーティー。それでも小さい子どもが愛彩をいれて5人、狭いアパートを駆け回っていたので、すごかったです。まだ二歳なのに、もう「お友達」という感覚があるみたいで、きゃっきゃっきゃっきゃと一緒に遊んでたかと思えば、それぞれ全然バラバラに遊んでたり。愛彩の誕生日プレゼントに、Peppa Pigという人気キャラクターの遊び用テントを買ったのですが、それを広げてみせたら、子供たち「きゃぁぁぁーーーー!」と大興奮!2-3人でテントの中に入ってピョンピョン飛び回り、はたからみると1メートルくらいのテントが忙しく上下左右に動いていてなかなかの光景でした。

お裁縫の得意なお友達がうさぎのぬいぐるみとうさぎとお揃いのワンピースを愛彩のために作ってくれて、愛彩はその日からずっとそのうさぎちゃんと一緒に眠っています。

マーティーも私も家族から遠く離れた場所で、すてきなお友達に巡り会えて、みんなが本当の家族みたいに愛彩の二歳のお祝いをしてくれて、ものすごく嬉しくてありがたかったです。








Tuesday 4 November 2014

さらにおしゃべり上手

愛彩は英語と日本語とどっちが上手かよく聞かれるのですが、がぜん、英語です。最近特にメキメキと上達していて、「今日はお庭で遊んでいてころんで手をけがした」とか文法とかめちゃくちゃで単語の羅列ですが、英語で言えるようになりました。

言葉が上達するのはとても嬉しい反面、どんどん英語が日本語より上手になっていくの目の当たりにするのは複雑な気分です。なので、日本語のボキャブラリーが増えるとものすごく嬉しいです。

最近のヒットは「はい、どーぞ」。人に食べものをあげたり食べさせたりするのが好きで、テディーベアーにヨーグルトを「はい、どーぞ♡」と言いながら食べさせたりしてます。あわれテディーベアー、ぐしょぐしょに(←洗濯しました)。私やマーティーにもおもちゃのトマトとか、自分の食べ残しとか勧めてくれます。笑顔で「はい、どーぞ♡」て言われると、胸きゅーん!かわいいアナタを食べちゃうぞ♡

それから、階段などをのぼるときや、大きいものを運ぶ時に「おいしょ、おいしょ」。これもきゃわいぃー!探し物が見つからないと「あれ〜?」ロンドンの赤いバスを見ると、「赤!」と叫びます。私の日本語で言っていることは理解しているようですし、ぼちぼち日本語のボキャブラリーも増えているようです。愛彩が英語で知っている単語を日本語に言い直すと、「ノー、ママ」と訂正されるのは相変わらずですが。数を一、二、三と数えると「ノー、ママ、フォー!」と言われたり。フォーって英語でも数合ってないし...。

英語で最近胸きゅーんだったのは、「サンキュー、マミー」と言われたとき。「プリーズ」は言えるようになってたけど、「サンキュー」もちゃんと言えるようになったんだなぁ。

英語で最近よく言うようになったのは、「Isa did!(愛彩がした!)」。愛彩がなにか自分でしたとき、例えば洗濯物を洗濯機に入れたとか(←乾燥機にかけられて大変なことになることろでした)、絵を描いたとか、そういう時にドヤ顔で「Isa did!」と言います。が、もっと頻繁に使うのは愛彩が自分でなにかしたいとき。本人は「Isa do it!(愛彩がやる!)」と言っているつもりのようです。靴をはくとか、パジャマを脱ぐとか、自分のことはもとより、私がお料理しているときなども、「Isa did!」となんでもしたがります。危険なことはさせられませんが、時間が許す限り自分でさせるようにしています。が、歯磨きの仕上げ磨きとかなかなかさせてくれないし、包丁などを持ちたがるし、なかなか大変です。

自分の写真や動画が大好きで、私のiPhoneを小さい指でたくみにあやつり何度も見ては、毎回大爆笑しています。自分の顔どんだけ好きなの〜!?朝、着替えを嫌がっているときは、その日のコーディネートを絶賛。これ着てダディーに見せてきたら?すっごいかわいい!と連呼し、マーティーを呼び出し、マーティーにも「かーわいー!!」と絶賛してもらいます。着替えを嫌がっていても、これでコロリです。首をクネクネかしげてご満悦でございます。

関係ないコネタですが、よくオマタをおっぴろげて、股間をパーン!と叩いたりします。まちゃみだ!といつも思いますが、愛彩は言ってもわっかんないだろうなぁ。

ウ◯コをしたときは、かならず「プー」と言うようになりました。オナラをしたときはニヤニヤしながら「ファー(fart: おなら)」と言います。保育園の先生から「もうそろそろトイレトレーニング始めてもいいかもね」と言われ、おまるを買ってみました。ちょっと値が張るけど評判がいいやつを買ったおかげか、愛彩、一目惚れ。オムツを外した状態でも座ってくれました。おまるに座って便意をもよおしたのか、顔がみるみる真剣になり、お尻をそわそわと触り出しました。「おお、最初からこんなにうまくいっていいの?」とびっくりしつつ愛彩に「そうだよ、そこでウンコするんだよ。がんばれー!」とジェスチャー付きで応援してみましたが、愛彩、おもむろにおまるから立ち上がって、おまるの外側にもりもりーと立派なヤツを。愛彩は自分のした立派なヤツをみて驚愕しつつも「Isa did!」と興奮していました。うーむ、道のりは長そうです。