Friday 30 January 2015

カリーアンパンマン

先日、アンパンマンを見ていた愛彩。カレーパンマンが登場したのに興奮して、「カリーアンパンマン!」と叫びました。

カ、カリー? Curryなの?

国際化してるなぁ、カレーパンマン。かなり新鮮でした。カレーパン食べたことないのに、ちゃんとカレーってわかるんだね。カリーだけどアンパンマンです。

愛彩の国際語といえば、「ちっちゃいブランケット」があります。愛彩用の小さい薄いブランケット。毛布と呼ぶには薄手すぎ、どっちかというとタオルケットみたいな感じなんですが、タオルケットでもなく。なんて呼べばいいのかわからず、とりあえずブランケット(blanket)と呼んでおります。保育園から帰ってくると、私が夕ご飯を作る間に、ソファーのクッションの上に寝そべり、アニメを見るのが日課になっているのですが、そのときに「ママ〜、ちっちゃいブランケット(持ってきて)!」と言われるので持っていってかけてあげます。その後「ママ〜、お水〜!」と言われたり、「テディー!(テディーベアーのぬいぐるみのこと)と言われたりして、私はせっせと寝そべっている愛彩にいろいろ持って行ってあげます。テレビ(パソコン)から目を離さずに寝そべったまま「サンキュー、マミー」と言われます。なんだか亭主関白のオヤジと主婦のような主従関係になっております。いいのか?

それから、最近よく言うようになったのが、「Stop it!(やめなさい!)」昔みたいにかわいく「トーップ!(Sが言えてなかった)」と言うのではなく、結構はっきりと先生が子供をたしなめるような口調で「Stop it!」。時々、人差し指を立てて言うこともあります。怖い...。かわいくない...(泣)。私は日本語でしゃべるから言わないし、マーティーもそんなふうに言わないし、保育園の先生もみんな優しいのでめったにそんなふうに言わないだろうし、どこで覚えたのか不思議です。かわいくないので、やめさせたくて「愛彩、Stop it!だと怖いから、ヤダ〜(←かわいく)とか言って」とたしなめてみたら、ぽかんとしていました。ヤダ〜もねぇ、どうなんでしょう。

マーティーがよく「I'm gonna get you(つかまえちゃうぞ〜)」と愛彩を追いかけ、愛彩が爆笑しながら逃げる遊びをやるのですが、先日、夕ご飯を作っていたら、愛彩が「アイモナゲッチュー(I'm gonna get youと言っているつもり)」と言いながら、マーティーと同じようなポーズ(腰を下げて両手を顔の前に持っていき「捕まえるぞ〜」感を演出)をして私に近づいてきました。いや、でも私ご飯作ってるから逃げませんよ?とそのままキッチンに立ちつつその後の反応を見ていたら、もう一度「アイモナゲッチュー(一人ですでにウケている)」と笑いながら私に突進して抱きついてきました。ぶはははは!きゃわいい〜!おバカすぎる〜!ふたりで大爆笑でした。

大爆笑といえば、ついにやってきましたよ、この日が。マーティーが愛彩に「僕のゆび引っぱってみて」と。愛彩がひっぱると、マーティーおならブー。ふたり大爆笑。生後10ヶ月にして自分のオナラの音にゲラゲラ笑っていた愛彩。きっとそんな日が来るのは近いと思っていましたが、ついに来ましたよ!ていうかふたりとも予想どおり過ぎです。

数は英語でも日本語でもなんとなーく言えますが、数えられるのかというとそういうこともなく。最近食べやすいように小さいおにぎりをよく作ってあげるのですが、お皿の上に二つしかなくても、「ちっちゃいおにぎり、いち、に、さん、ご、ろく!」と自信たっぷりに言われます。「ちがうよ、ふたつだよ」というとぽかんとされます。「ふたつ」と「にこ」は同じってどうやって伝えたらいいんでしょうね。数は英語のほうが教えやすいです。

私はよくぼーっとしているので、道を歩いていても何も気づかず、マーティーによく「ほんっとに何にも見てないよね」と呆れられるのですが、愛彩と一緒に歩いていると、「ママ、おっきいバス!」とか「月、ちっちゃいネー」とか言われて気づくことが多々あります。先日は保育園の帰りに「鳥がいない」「猫がいない」と愛彩に言われて初めて、「冬の夜は暗いから鳥が見えないし、寒いから猫が外にいないんだなぁ」と気付きました。私は家に帰る時はとにかく家に帰るということに集中しているし、家に帰ったら帰ったで、ご飯を作って食べさせて洗濯物たたんで…といつも次のことを考えてしまいます。保育園の帰り道にふと立ち止まって「寒いから猫は家にいるんだなぁ」とか「今日は月が小さく見えるなぁ」とか思うのってなんかいいなと思いました。

大人は、未来のことや世界の遠くで起こっていることばかりに気をとらわれて、案外、今目の前にあることを見逃していたりするものです。たまには立ち止まって今目の前にあることを見てみるのも大切だなぁと思います。あんまりできてないですが。

りんごの丸かじり。一個ぜんぶ完食しました〜♩

Sunday 11 January 2015

明けましておめでとうございます

気がつけば愛彩と迎える新年ももう3年目になりました。

最初に一緒に迎えた新年を思い返すと、大変だったな〜、としみじみ思います。第一次反抗期とか魔の二歳とかいわれる年齢になりましたが、24時間おっぱいをあげちゃあオムツを替えてたころと比べると、ハイハイホー♪と歌ってスキップをしたいくらい楽になりました。

愛彩はもともとあんまり手のかからないほうだと思うのですが、最近、急激に聞き分けが良くなってきて嬉しいような恐ろしいような気がしている私です。「もしかして魔の二歳すでに卒業?!ラッキー!」と手放しで喜べないのは、喜んだ直後に「ああ、ぬか喜びだった!私のバカバカー!」と激しく後悔しそうな事件が起こりそうな気がしているからです。子供の成長は早いですが、三歩進んで二歩下がることもよくあるので、ぬか喜びしないように、しないように、と言い聞かせている今日この頃。

といいますのもね、私が普段は保育園のお迎えに行くのですが、つい最近まで「帰りたくない〜!」と駄々をこねる愛彩と「もう帰る時間よ〜!」と毎日バトルを繰り広げていたのです。バナナなどの食べ物で釣る作戦、「あ、猫がいる!」などと注意をそらす作戦。愛彩をラグビーボールのようにかかえて無理矢理ベビーカーに乗せる荒技(←ギャン泣きされます)。など、あの手この手を使って保育園から連れ帰っていました。一日中仕事した後のバトルは本当に疲れるので、最初のころは楽しみでしかたなかった憩いのひとときのお迎えが、毎日「めんどくさ〜」とため息の出る重労働になっていました。

が、年の瀬も間近というある日、「愛彩、もう帰る時間よ〜」といつものように(どうせ無視されるんだけどね。言っても無駄なんだけどね。)と思いつつ言ってみると、愛彩が右手を挙げて「はーい!(←日本語)」と返事をし、乗っていた車のおもちゃをちゃんと片付け、自分から私の方に走ってくるではありませんか。「愛彩、いいお返事、えらいね〜!」とニコニコしていましたが、心の中では荒波がザブンザブンと荒れまくってました。なんだこの聞き分けの良さは〜!!ドラマなんかで「いつもそっけない夫が急に優しくなったと思ったらやっぱり浮気していた」みたいなオチがありますが、そんなオチを期待せざるを得ないほどの態度の豹変ぶり。

なので、いつ「オチ」がやってくるのかと毎日見守っていましたが、新年が開けて10日経った今もこの聞き分けの良さは続いています。どうして「はーい!」なんて聞き分けの良いお返事をするようになったんだと不思議で仕方なかったのですが(保育園は英語なので)、思い当たるふしが一つだけあります。それは「となりのトトロ」。愛彩は半年ほど前からトトロにハマっていて、もうすでに20回は見ているのではと思われます。トトロにでてくるさつきとメイは本当にいい子。二人とも「はーい!」と素直にお返事をしてキャハハハと楽しそうにお手伝いをします。そんな二人を見て愛彩も聞き分けがよくなったのでは...と思います。宮崎駿さま、本当にありがとうございます。子供の頃からファンでしたがこんな効用まであるとは思いもしませんでした。

今の愛彩のは「かわいい盛り」と言うんだろうなと思います。言葉がまだつたなくて、でもどんどん覚えていて。大人が思いもしないようなことをやったり言ったり。

博物館や美術館に連れて行くと、作品を指差して「Isa don't like(愛彩、嫌い)」と堂々と言い放ち、出口を指差して「こっち〜」と言ったりします。
マーティーが愛彩のために歌を歌うと「トップ(stopのsがいえてない)!」とマーティーの歌をさえぎり「Isa sing(愛彩が歌うの)」と自分で歌い始めます。
ジングルベルを私が日本語で歌うと「ノー、ママ!」とダメだしをされ、英語バージョンを歌い始めます(←でも歌詞はかなり適当)
愛彩がゴホゴホと咳をしていたら私も咳が同時にでたので「ママも咳がでちゃった〜」と言ったら「ノー、Isa's cough(愛彩の咳なの)!」と怒られました。
おやつなどを、私やマーティーの顔に近づけて「want some? (Do you want some = いる?の略)」と勧めてくれたりします。「ありがとう」と食べようとすると「ノー!」と断られたり「ううん、いいよ」と断ると「ウォンサム?」と何度もしつこく勧められたりします。たまに唾液がしたたりおちるような食べかけのボロボロを、満面の笑顔で「ウォンサム?」顔に押し付けられたりします。
ベイビーチーノ(コーヒーの入っていないカプチーノ)が大好きで、公園で遊んでいて寒くなってくると「コッヒー?(Coffeeのfが言えていない)」とお茶に誘われます。

なんだこの愉快な小動物は。オモシロイぞ、二歳。今年もよろしくお願いします。