Monday 19 August 2013

ぷぷぷ

オムツを替えようとしたところ、愛彩のおしりからぷっとおならが。「あら、愛彩ちゃん、今のおなら?」と聞くと「うひひひ」と笑う愛彩。そしてもう一発、ぷっ。二人してうひひひ。そしてさらにもう一発、ぷっ。ケタケタと思いっきり笑う愛彩。私も大爆笑。

ぜったいわざとやってる!おならジョーク理解してる!生後9ヶ月にしてあなどれない...。

マーティー:「おーい愛彩、僕の指引っ張ってみて」
愛彩: 指をひっぱる。
マーティー: おならブー。
ふたり: 大爆笑

という日もかなり近いです。

初めての高熱

愛彩がナーサリーに行き始めてそろそろ一月になります。ナーサリーや保育園/幼稚園などは、よく「病気をもらってくる」といいますよね。マーテイーの姪っ子のバイオレットちゃんは、ナーサリーに行き出した最初の1年はほぼ毎週のように病気になっていたそうので、愛彩もそうだったら大変だなぁとぼんやり思っていました。

ちなみに、イギリスでは小学校に行く前の小さい子供を預かってくれるところを、ナーサリーと呼ぶことが多いのですが、オーストラリアでナーサリーというと、園芸店(ガーデンセンター)のことを意味します。ナーサリーには種苗や苗木という意味もあるので、イギリスのナーサリーには「苗木を育てているところ」というイメージもあるんですかね〜。

なんでもナメナメ期の愛彩はウイルスなどをすぐもらってきますが、たまに鼻水がダーダーと出るくらいですこぶる元気だったので、「頑丈に生まれてくれてありがたいわ♡」と思っていました。ナーサリーもすぐに慣れて、スタッフの方々が驚くほどよく食べ、周りがどんなにうるさかろうと眠たくなったらグーグー寝てくれるようになったので、「単純に生まれてくれてほんっとにありがたいわ♡」と思っていました。

が、先週の木曜日についにナーサリーから職場に電話が。愛彩が熱があるので迎えに来てほしいとのことでした。その日は職場からすぐに去れない事情があったので、マーティーに迎えに行ってもらいました。

さて、例のハイヒール競歩で家に着くと、愛彩はすこぶるハッピー。顔じゅうにラメみたいなものや食べ物のかすがついてるし、手は汚いし、服はいろんなしみだらけ。ナーサリーからのノートを見ると、ご飯やスナックは全部食べ、「お友達と楽しくお庭で遊びました」とのこと。両手をパチパチお尻をぴょんぴょんさせている愛彩を抱っこすると、体が熱い!ナーサリーの方が解熱剤を飲ませてくれていましたが、そろそろ効果が切れてきていた様子。計ってみると39度。おぉう!なんでこんなに元気なんですか?熱でバカになっちゃったのか?と思うほどハッピーでした。頑丈だなー。

38度〜39度の熱はそれから約2日くらい続きました。こんなときにありがたいのが、NHSのダイヤル111というサービス。電話で症状などをを伝えると看護師さんやお医者さんがアドバイスしてくれます。近ごろ一新されたこのサービス、不具合などが大きくニュースに取り上げられている真っただ中なのですが、個人的には大変重宝しています。イギリスで病院に行っても、ウイルス感染の場合は抗生物質が効かないので、「解熱剤を飲ませて水分を補給し安静にさせてください」と言われて帰されることが多いのです。赤ちゃんにとっては病院に行くだけでも体力がいったりするので、「だったら家にいればよかった...」となることもしばしば。「念のため病院に行ったほうがいいかな」と思うときは、病院に行く前に24時間対応の111に電話をかけるようにしています。2日目になっても熱がひかなかったので、今回は夜通し111にお世話になりました。イギリスでは基本的に医療サービスは無料です。なので、電話のサービスは病院側の負担と経費を節約のためでもあるのでしょう。患者にとっても医療サービス側にとっても助かるサービスなんじゃないかなと思います。

結局3日目に病院に行き、「ウイルスですね。あと2−3日すれば元気になりますよ。解熱剤で症状を和らげてください。元気だったら遊ばせても問題ないですよ。水分を補給して、食べ物は食べたいものだけ食べさせてください。」と言われました。やっぱりな〜な展開でしたが、お医者さんに大丈夫と太鼓判を押してもらって安心しました。と、思いきや、熱がひいた直後に体中に発疹が!「ウイルスで問題ないですよ」と言われたばかりでしたが、新米ママの私はあたふたと111に電話したりグーグルで調べたり。本人はけろっとしていましたが、やっぱりまた病院に連れて行こうと思ったその時、「もしかして突発性発疹ってやつじゃ?」とひらめきました。日本に帰省していたとき、三児のママの姉が教えてくれていた症状でした。インターネットで調べてみたら発疹の色や症状など全部が当てはまりました。突発性発疹は赤ちゃんによく見られる病気で、自然治癒で治るので心配しなくていいと教えてもらっていたのを思い出しました。持つべきものはママの姉。

ということで、顔や体中に発疹がありつつも、元気に回復している愛彩。元気だけどやはり普段と様子が違って、夜は何回も起きるし、昼間は抱っこしていないと泣いたりするので、正直なところ疲れる...。けど、熱があっても発疹があってもニコニコと両手をパチパチしている姿や、夜眠れなくてひしっと抱きついて泣いてる姿などを見ると、「健気だなぁ」と涙腺がゆるみます。赤ちゃんは本当にえらいよ。これから免疫力をつけるために、何回も病気になっていくのよね。ガンバレー。私もがんばるよー。

Tuesday 13 August 2013

おやすみなさい

昨夜10時に寝て、今朝6時にすっきりと目が覚めました。8時間睡眠。途中で起きることなく。1年ぶりじゃぁ〜!!

といいますのも、妊娠後期から夜中に目が覚めるようになり、愛彩を生んですぐは昼も夜も2−3時間おきに授乳。夜長く眠ってくれるようになってからも、1−3回は夜中に授乳で起きていたのです。「ああ、5つ星ホテルのスイートに泊まれたらどんな気持ちがするんだろうなぁ」と夢見るような感覚で「ああ、朝まで眠れたら気持ちいいだろうなぁ」と8時間睡眠を夢見ていました。本当にそんな日がくるなんて...(涙)。

昨晩、愛彩は生まれてから初めて12時間ぶっ続けで眠りました。私は誰に起こされることなく8時間ぐっすり眠り、今朝6時に自然に目が覚め、「あれ?愛彩がまだ寝てる?」と気づき、ダッシュで(でも忍び足で)愛彩の部屋へ向かいました。もしかして息してないんじゃないかと心配になったので。愛彩はまだスヤスヤと眠っていました。それから30分後に目が覚めた愛彩は、ベッドにいるテディーベアに話しかけているのか、むにゃむにゃときゃわいい声を出しました。私は隣の部屋で編み物をしながらストーカーのように娘の声に耳をそばだてていました。

夜寝かしつけたのが18時半で、朝6時半に寝起きのむにゃむにゃという声を聞いたとき「愛彩が、12時間続けて眠れたよ〜!」と世界の中心で叫びたい衝動にかられました。NHKとBBCとCNNにニュース速報として通報したいくらいでした。いや、しませんでしたけどね。

赤ちゃんが朝まで(12時間連続というのが理想)眠ってくれるかどうかというのは、ロンドンのママ友の間ではいつもホットトピックです。添い寝をしているママ友は、夜の授乳のときに起き上がる必要がないので、「半分眠ったまま授乳するからあんまり苦にならない」と言っていました。なので、朝まで続けて眠ってくれることに命を燃やすママは日本だとあんまりいないんですかね?気になるところです。

私を含め、ロンドンで出会ったママたちの多くは赤ちゃんの睡眠について本を読んだりグーグルで調べたりして、なんとか赤ちゃんが夜に長く眠ってくれるように試行錯誤を繰り返します。

ここから先は私が読んだり調べたりした睡眠のお話です。長いので興味がない方はとばしてくださいね〜。
睡眠にはサイクルがあり、私たちは寝ている間浅い眠りと深い眠りを繰り返します。大人の睡眠サイクルの長さはだいたい90分くらい。大人も赤ちゃんも睡眠サイクルが一回終わる度に目が覚めるそうですが、大人はすぐに次のサイクルに入るので、目覚めたことに気づかないまま朝を迎えるそうです。赤ちゃんは次のサイクルに自分で入れなかったりするので、夜中に目が覚めます。
赤ちゃんは、抱っこや授乳で寝かしつけてもらうのに慣れていると、睡眠サイクルが終わって目が覚めたとき、抱っこしてもらったり授乳してもらったりしないと次のサイクルに入れないので、夜中に目が覚めたときに「お母さん、抱っこ〜!おっぱい〜!」と泣くわけです。そこで、赤ちゃんが抱っこやおっぱいがなくても自分で眠れるようにトレーニングすると、睡眠サイクルが終わってもまた自分で次のサイクルに入れるので、長く眠れるようになります。

このトレーニングの仕方がいろいろあり、子供の性質も一人一人違うし、子供が長く眠れない理由もいろんな説があり、なかなか一筋縄ではいきません。いろんな人がいろんなことを言っているので、「どうすりゃいいんじゃー」と混乱することもよくあります。が、睡眠についてのトリビアは興味深いものが多く、赤ちゃんの睡眠時間数とママの生活水準は直結しているので、睡眠オタクになるママも多数。赤ちゃんの睡眠の仕組みや関連する専門用語などは、みんな普通のことのように知っています。みんな知識はあるんだけど、実際に自分の子供が長く眠ってくれるかどうかは別なんですよね。セオリーと現実はなかなか違うのです。

私も本に習ってがんばってトレーニングをしたり、「そのうち朝まで眠れるようになるさ」と諦めたりを繰り返しました。睡眠トレーニングとは、やり方はいろいろあるものの、結局は「いい習慣をつけるか悪い習慣をつけるか」という話なので、夜中に何回も起きた日なんかは「悪い習慣をつけさせちゃったのかなぁ。トレーニングするべき?でも、ただ単に昨日は調子悪かっただけかも。大人だってぐっすり眠れない夜はあるし。そのうち眠れるようになるかな?今トレーニングすれば長期的に楽かも。長く眠れるほうが赤ちゃんにもいいんだよね。トレーニングしないのは親の怠惰かしら。ハードコアなトレーニングとかしたくない。自然にまかせればいいさ。」などなどグルグルといろんなことを思うわけです。

つい最近も、2週間くらい連続で夜中に何回も起きていたので、「なんか悪い癖になっちゃったかなぁ。トレーニングとかしたほうがいいのかなぁ。」と思ってた矢先に、この12時間睡眠。なにか条件が変わったとも思えないけれど。つくづく、セオリーと現実は違うんだなぁ。もしかしたら昨晩一回こっきりかもしれませんが(セオリーでは、自転車に乗るのと同じで、一回できたらまたできるはずだそうですが)。

とにかく、愛彩、ありがとう。おめでとう。今日のママはお肌のノリもよろしく、精神的にもノリノリでした。今日も、ぐっすりおやすみなさい。


Wednesday 7 August 2013

託児所 その2

さて、ナーサリーに徐々に長時間預けていった先週。4時間までは楽勝で、迎えに来た私に気づかなかったくらいでしたが、その翌日10時半〜4時まで預けた後迎えに行くと、エンエンと漫画みたいに号泣している愛彩。私が抱っこすると泣き止んで鼻水垂らしたままニコッ。た、たまら〜ん!!いろいろ聞いてみると、お昼寝の途中でまわりがうるさくて起きてしまった模様。いつもはトータルで2時間くらいお昼寝するのに、その日は30分くらいしか眠れていなかったようでした。

ナーサリーだったら、お友達もいるし、おもちゃもたくさんあるし、好きな時に眠れるし、ベビーカーに長時間乗ったりしなくていいし、至れり尽くせりだと思っていた私ですが、大勢の子供を一度にお世話するので「眠たくても周りがうるさくて眠れない」なんていう不便な面も、そりゃありますよね。一応、決まったお昼寝の時間というものもありますが、一日に2回お昼寝する愛彩とはちょっと時間がずれてしまいます。もう少し大きくなれば、お昼寝が一日一回でも大丈夫になるので、そのときはみんなと一緒にぐっすり眠れることでしょう。

一週間の「慣らす」期間の後、愛彩を一日中ナーサリーに預けて仕事に行ってきました。朝の授乳の後、家族みんなで朝ご飯を食べ、マーティーに愛彩をナーサリーに連れて行ってもらっている間に朝ご飯の後片付けをして出社。仕事が終わる5時ピッタリに退社して競歩でナーサリーへ。会いたかった〜!の感動の再会。家に着いたら晩ご飯を食べさせてお風呂に入れて授乳して7時半に愛彩は夢の国へ。その後マーティーが帰宅して二人で大人の晩ご飯。

分刻みで忙しい一日でしたが、愛彩と一日中いる日よりもよっぽど疲れなかったのが不思議でした。私はモリモリと忙しく働くほうが性に合っているので、仕事中にぼーっとゆっくりしているわけでもありません。一方、愛彩と一緒のときは、ごろんごろん体操と称して一緒に床やベッドでゴロゴロしたり、愛彩がお昼寝しているすきに自分もお昼寝したり、することといえば食事作りや後片付けなどの家事くらいで、それもおっくうな日はかなり適当です。後はママ友に会いに行ったり、公園でピクニックをしたりするくらい。それなのになぜ働いている方が疲れないんだろう〜。

マーティーのお母さんも働くお母さんだったので、「働きに出るほうがよっぽど疲れません」と言ったところ、「ああ、私もそうだったわ。仕事に行くのがホリデーみたいなもんだったわ。笑」とのことでした。いわく、赤ちゃんと一緒のときは赤ちゃんが主導権を握っているけど、仕事してるときは自分が主導権を握ってるので疲れないんじゃないかな、とのことでした。ああ、そうかもしれない。「自分が主導権を握っているときは疲れない。自分が決めたことを自分が決めた時間にすると疲れない。」ていうのは、人生のいろんな場面でそうかもしれません。

それから、ママ業は24時間だから大変なんじゃないかと。9時 5時でママがやれるんだったら、楽しくってしょうがない仕事だと思います。私にとっては仕事をすることがママ業からの息抜きになります。仕事に戻ってみて、専業主婦が実は一番大変だな〜と思いました。

家ではぐっすりよく寝る愛彩