Friday 5 December 2014

うそつき

お風呂大好きだった愛彩ですが、最近、面倒くさがるようになりました。ある日、嫌がる愛彩をだましだまし服を脱がせ湯船に入れると、「プー(うんこ)」と。一度、お風呂でうんこをもらしたことがあるので、あわててお風呂からあがらせると、「ファー(Fart: おなら)」と得意げにニコニコ。うんこが出ると思ったらおならだったという、なんてことない話しですが、愛彩はこれでなにかピーンときたようで…。

またある日、嫌がる愛彩をだましだましお風呂に入れると、「プー(うんこ)」と。お風呂から早く上がりたいがために、バレバレのウソを付いているじゃぁありませんか!一度お風呂で本当にうんこをしたことがあるので、内心「本当だったらどうしよう」とビビっているのですが、あまりにタイミングがよすぎるし、表情や態度がソワソワしているし、なんかどう考えてもウソくさい。ということで、「わかった。じゃあ、パパーッと洗ってすぐに上ろうね」と体を洗い始めると、観念したのか何も言わなくなり、そのうち水がハネたりしているうちにテンションが上がってきてきゃっきゃきゃっきゃと笑い出し、結局長湯になりました。もちろんうんこちゃんは影も形も出ず。

そしてまたある日、さて今から寝るよ〜というときに、「愛彩、シック(sick: 具合が悪い)」と。今まで元気だったし、お熱もないので、どうしてだろう?と疑問に思いつつ、顔が真剣だったので、赤ちゃん用のマイルドな痛み止めを飲ませました。痛み止めは甘い味付けがしてあるので、愛彩は大好きなのです。「もしかしてウソ付いてる?」とチラッと疑問がよぎったのですが、なんせ自分も眠かったので半分面倒くさくて痛み止めをあげたのでした(←おい!)。愛彩は美味しそうに傷み止めをペロペロ舐めて眠りにつきました。

そしてその数日後、夕ご飯もモリモリ食べ、お風呂でもきゃっきゃとはしゃぎまわり、寝る前の絵本は「あと一冊!」と何冊も粘り、さて寝るぞ〜というタイミングでまた、「愛彩、シック」と。ががーん!うそくさ〜!!っていうかバレバレだよ、アンタ。マーティーがすかさず、「おねんねしたら治るよ」と。「おお、うまい!」これには愛彩も「そうきたか」といった顔で一瞬たじろぎましたが、八の字眉毛に上目遣いで、頭をおさえながら「イタイ」(日本語)と。きゅーん。ハイレベルな演技です。その後すかさずドアの方を指差しながら「(お薬)取ってきて!」と命令口調に。結局、「おねんねしたら治ると思うから、とりあえず今夜は寝ましょう。明日起きてもまだ具合が悪かったらお薬あげるよ」と説得して寝かしつけましたが、ベッドに入ったらすぐにぐうぐう眠っていました。

人間ってこんな小さいころからウソをつく生き物なんだなあと、感心させられたのでした(もしかして愛彩だけ?)。二歳児のウソはバレバレなのがかわいいです。男の子よりも女の子のほうが高度なウソをつきそうなイメージですが、本当のところどうでしょうね。