Monday 18 February 2013

生まれてから100日

愛彩ちゃんへ

あなたがお母さんのおなかの中から広い世界に出てきて100日がたちました。
生まれたばかりのあなたは、小さくて軽くてとてもたよりない存在でした。
あなたの皮フは外の世界に慣れていなくて、体中に小さなポツポツができていました。
あなたにとって、おちちを消化するのは大変なしごとで、お母さんは何度もおなかやせなかをさすってあげました。
服にうでを通したり、おむつをかえるたびに泣いていましたね。

100日がたって、あなたはみちがえるほど大きく強くなりました。
3キロほどだった体重はほぼ倍になりました。
おちちをのむのがじょうずになって、今では一度にたくさんのめるようになりました。
昼と夜のくべつがつくようになり、昼間は元気にあそんで夜はたくさんねむるようになりました。
あまり見えていなかった目も、今ではお母さんたちの表情や、遠くのものまで見えるようになりました。
グーだった手がパーになり、いろんなものをつかめるようになりました。
首もしっかりすわって、表情がゆたかになりました。
うつぶせでうでをつっぱってキョロキョロ顔をうごかせるようになりました。
服をきがえたり、おむつをかえるときにニコニコ笑えるようになりました。
あなたが最初に本当の笑顔を見せてくれたのは、4週間をちょっとすぎたころでした。
声を出して笑えるようになったのは、3ヶ月になるちょっと前でした。

あなたは、おだやかで、おおらかで、陽気で、見ている人が思わず笑顔になってしまうような性質を持って生まれてきました。
この100日で、あなたは生まれつきの良い性質はそのままで、もっと自分らしく強く育ちました。
どうかそのまま、あなたらしく育ってほしいと願っています。

あなたは眠っている間に声に出して笑うことがあります。
その度に私は、「いつもいい夢が見られますように。いいことばかりが起こりますように」と願ってしまいます。
いくじなしの私は、「悪い夢なんて見ることがありませんように。悪いことなんて一つも起こりませんように」と自分勝手なお願いをしてしまいます。

あなたは生まれつき勇気があって好奇心いっぱいの強い子だから、きっと悪夢を見ても大丈夫。なにか悪いことがあっても乗りこえることができるよね。けがや病気にも負けないよね。

この100日間、たくさんのミラクルをありがとう。
だれかを丸ごとこんなにも愛おしいと思える気持ちを毎日くれてありがとう。
あなたとすごす毎日が宝物です。これからもよろしくね。元気でいてね。





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