Tuesday 5 March 2013

初めての家族旅行


ケント州にあるディールというところまで家族旅行に行ってきました。ビーチ沿いにあるかわいい町です。


街はかわいかったんですが、海からの風で寒いこと寒いこと!そしてビーチが、灰色 ...。空のどんよりとした灰色とマッチングしてどこまでが空でどこまでが海かわからない。どうせなら「海も空も青くて、海と空の境界がわからなかったわ〜♪」て言いたかった。びゅーびゅー吹きすさぶ潮風に全身を凍えさせながら見た灰色の海。

私:
「こんな悲惨なおもむきのビーチは初めて見たよ...。」
マーティー:
「イギリスのビーチだもん...。」

真冬でしたしね。でも、イギリスのビーチは「まぶしい」か「かなしい」かでいうと、真夏でもどちらかといえば「かなしい」よりです。

ディールの町の昔ながらの細道をお散歩し、町の駄菓子屋さんでおやつを買ったりした後マーティーの友人の家(本人はシンガポールに住んでいていない)へ。夜はお惣菜を買って友人宅で食べました。愛彩が眠った後に、持ってきたパソコンで 「007 スカイフォール」を観ました。地味ですね。家にいるときとあんまりかわらない夜。愛彩がいなかったころは夜はレストランでご飯を食べてその後ワインバーかなんかに行ってたなぁ。でも、ロンドンではない場所で「初めての家族旅行」にワクワクしながら、まったり過ごした夜は楽しかったです。スカイフォールもツッコミどころがありすぎていろんな意味で見応えたっぷりでした。いや〜、面白かった!

次の日はディールのお城に行ってみました。青空も垣間見え、気持ちのいい日でした。もう水が入っていなくて草があおあおと茂っているお堀や、お庭がきれいでした。お城に行くたんびに思うんですが、お城は広くて寒そうで「実はかなり住みにくいかも」と思いました。イギリスでは、こういうお城に本当に住んでいる人たちがいるんですよね〜。お友達に「今日私のお城のパーティーに来ない?」と言えるのはかっこいいですが、来てもらえるのは最初の一回だけで、二回目からは「◯◯ちゃんのお城、寒いし遠いから来たくない」て言われるんじゃないのかなと勝手に想像しています。







ロンドンへ帰る途中に、サンドイッチ村へ。食べ物のサンドイッチを発明した四代目サンドイッチ伯爵が住んでいた村です。ロンドンを出る前から「サンドイッチ村でサンドイッチ食べようね!」と意気込んでいたのですが(←バカップル。主犯は私。)、サンドイッチが食べられそうなカフェなどが見つからず、結局パブでロースト・ターキー(ヨークシャー・プディング付き)を食べました。これが意外ととっても美味しかったです。パブのおばちゃんにめっちゃかわいがわれてた愛彩。パブにはオムツかえ台までありました。イギリスのパブ、週末の昼間は「お酒飲むところ」というより「ファミリーがご飯食べるところ」みたいな雰囲気です。田舎の町には少なくとも一つ、みんなが知ってるパブがあって、その町のオアシスみたいになっています。昔ながらの日本でいうお蕎麦屋さんみたいな感じですかね。

初めての家族旅行は、地味でしたがのんびり楽しく終わりました。夫婦ふたりの時とでは全然ペースが違いますね。愛彩が大きくなるにつれて、また全然ちがう家族旅行になっていくんだろうなあ。

このブログは後でまとめて本にして、愛彩がお母さんになったときか今の私と同い年になった時に渡したいと思っています。愛彩は「私の両親にも若いころがあったんだなぁ。初めての出産、初めての子ども、初めての家族旅行と、なんでも初めてでワクワクしたりしてたんだな。」と不思議な感じで感心するのかなぁ。

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