Tuesday 5 November 2013

自我の芽生え

愛彩が8ヶ月のころバスに乗ったら、かわいい2歳くらいの女の子がいました。その子は愛彩がにぎっていたおもちゃを取り上げてしまいました。女の子はそのおもちゃがとっても気に入った様子だったので、そのまま遊ばせてあげていましたが、バスをおりるとき、「ごめんね。バスを降りるから、そのおもちゃ返してもらえるかな?」と言って返してもらおうとしました。そうすると、隣に座っていたお母さんが、バッグから財布を取り出し、「それ、いただくわ」と言うではあーりませんか。

あまりに意外な展開にびっくりして意味がわからず、バスからすぐに降りないといけなかったので、とりあえず「ごめんね」と女の子からおもちゃを取り返してバスを降りました。

す、る、と、その女の子は鼓膜が破れそうなほどの大声で
「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」と叫び始めました。
女の子を乗せたバスが発車して遠くに行って見えなくなるまで、その女の子の声が響き渡っていました。

お母さんの「それ、いただくわ」ていうコメントにはびっくりしましたが、もしかして乗客の鼓膜を破らないための配慮だったのかもしれないと思いました。これは今から4ヶ月ほど前のお話...。

そして最近...
愛彩が私の携帯で遊んでいるときに、携帯を取り上げたりすると「うわーん!」と涙を流して抗議をするようになりました。
自我が出てきて、ちゃんと意思表示ができるようになってきたことに感銘を受けつつ、あのバスの女の子のことを思い出して内心冷や汗をかいています。今まではなんでも好き勝手にさせてきたけれど、これからはちゃんと躾けってやつをしていかないといけないんですよね。いつかはきっと公共の場で「いやー!」って涙を流して叫ばれたりするんですよねぇ。私が子供の躾けなんてちゃんとできるのか心もとないこと甚だしいでござる。

将来が恐ろしい面もある自我の芽生えですが、子供の意思表示の能力が上がると、楽しいことも増えます。例えば先日、ママ友が愛彩にコチョコチョをして呼吸困難になるほど笑わせていたのですが、コチョコチョをやめてしばらくすると、愛彩がそのママ友の両手をつかんで自分の脇腹のところに持っていったのです。「またコチョコチョしてほしいの?」とコチョコチョを再会すると、キャーキャーとまた笑い転げる愛彩。私もママ友もコチョコチョをおねだりする愛彩の行動に爆笑でした。

首を横に振ってNOの意思表示もするようになりました。ただ、NOという意味じゃなくても首を横に振ることがあるので、わかってんだかわかってないんだか微妙なところです。

バイバイと手を振ったり、指でいろんなものを指したり、「マ、マ、マ、マ」や「ダ、ダ、ダ、ダ」などはっきり発音をするようになってきました。必ずしもママやダディーの意味で言っているわけではないようですが。

これからどんどん笑える行動&言動をするようになるんだろうなと思うと楽しみです。

No comments:

Post a Comment