Sunday 20 October 2013

うそ泣き&あいそ笑い

最近はハイハイのスピードも上がり、つかまり立ちやつかまり歩きをし始めた愛彩。ふと気づいたら食洗機の開いたドアの上によじのぼってたりして油断がならない今日この頃です。

ちゃんとした言葉は言えないけれど、「んまっ」とか「ふしゅー」とか、「ぱぱぱ」とか、さもおしゃべりしているような感じでいろんな声を発するようになりました。こちらが愛彩のニーズ(お水が欲しいとか)に気づいてなかったり、なんかうまくいかないこと(ドアで遊んでて自分で自分を部屋に閉じ込めて出られなくなったとか)があると、「えーん」と泣いているような声を発します。最初は「泣いたかな?」とすぐに対応していたのですが、顔を見るとけろっとしているので、「愛彩ちゃん、今の泣きまねでしょ」と言うとニカッと笑う愛彩。目も見えてなかった新生児のころを思うと成長したもんだなーと感慨深いです。

電車の中など人が多いところでは、愛彩は必ず誰かをじーっと見ています。大抵の人は、赤ちゃんからじーっと見られると気づいて微笑んでくれます。そうすると愛彩も100万ボルトの笑顔でにこーっ!そうすると5割くらいの人がノックアウトされ、電車に乗っている間じゅう、愛彩に向かってニコニコ光線を送ってくださるか、面白い顔などをして遊んでくれたりします。「かわいい子ねぇ。おりこうさんねぇ。うふふふふー」などと愛彩に話しかけてくださるのですが、愛彩はニコニコしてるだけだし、私が話しかけられたわけでもないので、「ありがとうございます」とか言ったほうがいいもんかなーといつも微妙な気分を味わいつつ、あいまいな笑顔で会釈して後は時が過ぎ去るのを待ちます。標的の人が笑顔を一回は向けてくれたけど、ノックアウトされず、そのまま携帯の操作などに戻ってしまったりすると、愛彩は標的を次に移してまた他の人をじーっと見ます。標的が気づいて微笑んでくれるまでずーっと見ています。んで、標的が微笑んでくれた時点で、例の100万ボルトの笑顔を全開でニコーッッ!こうやって次々と遊んでくれる人を増やしている愛彩。なんか末恐ろしいぞ。

こんな営業活動を巧みにやっているのはどうも愛彩だけではないようで、愛彩くらいの年の赤ちゃんを街で見かけると、必ず赤ちゃんのほうから「ニコッ」としてくれます。そしてそのパパやママの顔を見ると、いつもの私と同じような微妙な笑顔を向けてくれます。「いや、わかるよ。その気持ち。アンタんとこの赤ちゃんもいつも営業でしょ?」と心の中でパパママにシンパシーを感じています。


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