Wednesday 26 June 2013

スリング・ライブラリー

スリング・ライブラリーに行ってきました。普通のライブラリー(図書館)は本が借りれますが、スリング・ライブラリーはその名の通り、いろんなスリングが試せて借りれます。使い方なども説明してもらえます。*ちなみに、ここでいうスリングは日本でいうスリングよりも広い意味で、赤ちゃんを抱っこしたりおんぶしたりするためのベビーキャリアー全般のことをさします。

私はママになって初めて知ったのですが、世の中にはびっくりするほどたくさんの種類のベビーキャリアーがあります。そして、コスメや健康器具なんかと同じで「これがいい」といわれると、すぐ違うものを試したくなるんだな〜。私はお祝いにもらった初期のベビービョルンを重宝していました。愛彩が大きくなるにつれ、今持っているベビービョルンが合わなくなってきたので、他にどんなのがあるかなと思ってスリング・ライブラリーに行ってみました。

スリング・ライブラリーは今ではイギリスの各地にあるようですが、最初はひとりのママが私物を貸し出したことから始まったらしいです。私のようにスリングをいろいろ試したくなってしまったママのひとりが、私と違ってお金持ちだったため、いろいろ買って試していくうちに、家がスリングだらけになってしまい、スリングが趣味になり、せっかくだから他のママたちをサポートしよう、とスリング・ライブラリーをボランティアで始めたそうです。

私が行ったスリング・ライブラリーも、ふたりの現役ママが自宅の一室で運営していました。行ってみると、私以外のママやパパと赤ちゃんがすでに6組くらいきていて「人気なんだなー」とびっくり。説明する人はひとりだけなので大変そうでしたが、慣れているのか手際よくグループにして説明してくれました。そんなに広くない部屋で、赤ちゃんの超リアルな人形と生身の赤ちゃんが一緒にごろんごろんいて、ママたちが一斉にいろんなベビーキャリアーを試しているところはかなり見応えのある光景でした。私は長い一枚の布(ほんとうにただの長い布です)を巻いて使うベビーラップに興味があったので、その説明を受けました。ベビーラップに興味があった一番の理由は、他のちゃんとしたベビーキャリアーに比べて安そうだったから(笑)。子供の成長やママのニーズに合わせて巻き方を調整でき、おんぶもできるというのも魅力でした。巻き方を教わってみたところ意外と簡単で、腰にも肩にも負担が軽くていい感じ。

「よし、ベビーラップにしようかな〜」と思っていた矢先に、近所の公園であったバザーで10ポンドで見つけてしまいました!即購入。これから重宝しそうです。

話は少し変わりますが、日本に帰ったとき、親戚の現役ママたちの話を聞いて「日本のママはなんて働き者なんだ」と感激しました。ロンドンでは「ママは授乳とか子供の世話で一日中大変なんだから、パパは仕事で疲れてても、家事や育児を毎日手伝って当然」みたいな雰囲気なんですが、日本では「専業主婦は家事と育児をするのが仕事」ていう共通認識があるように感じました(個人差あると思いますが)。そして、日本のママががんばれる秘訣の一つはおんぶにあり!とちょこっと思ったのです。イギリスではおんぶをするママはかなりマイナーです(アフリカ系のママやスリング通のママなどでおんぶする人もいることいはいますが)。スリングなどで赤ちゃんをだっこしながら掃除・洗濯をするママもたくさんいますが、おんぶに比べるとやっぱりできることが限られます。おんぶだと、玉ねぎだって刻めちゃうし、チャーハンだって炒められるぜ!

今はちょうど愛彩が夢のように手がかからない時期で、おんぶやだっこをしなくてもその辺に転がっててもらえるので、家事ができない言い訳がなんにもないんですけど、これから愛彩が動き回るようになっても、おんぶできればなんだってできるぞ、と強気で家事などがむばります。

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