Wednesday 29 January 2014

ふたりで、子連れフライト2

すったもんだのあとに飛行機に乗ったわけですが、オーストラリアのメルボルンまでは、どんなに乗り継ぎがよくても24時間くらいかかります。ちなみに直行便はありません。ヨーロッパからオーストラリアまで飛行機で飛ぶためには、途中で給油しないといけないので、たいていシンガポールとかドバイなどで乗り換えになります。遠いなぁ〜、オーストラリア。

愛彩はなんかのウイルスにまた感染したらしく、出発の前日に下痢と熱がありました。この状態で24時間のフライトはきついだろうなぁ、と思っていました。当日、ありがたいことに下痢もおさまり熱もひきましたが、やっぱり元気がない愛彩。体を完全に伸ばして寝かせてあげられないのがかわいそう...と思っていたのですが、なんと、ビジネスクラスにアップグレードしてもらったのです!やったーい!その日のフライトはたくさん赤ちゃんが乗っていてベビーベッド席が足りず、エコノミーは空席もなかったので、ラッキーにもアップグレードになったのでした。でも、アップグレードしてもらえるのはマーティーか私のどちらか一人。とりあえず私をビジネスにしてもらってマーティーはエコノミーに行ってもらい、途中で交代することにしました。ビジネスでゆったりと愛彩の面倒をみるか、エコノミーでゆっくり一人の時間を楽しむかという2選択。

ビジネスクラスってほんとうに贅沢ですね♡
スペースが広々としていて完全に横になって眠れるというのがもちろん一番ありがたかったのですが、担当の乗務員さんが私のことを名前で読んでくれるし、愛彩と遊んでくれたり、中には愛彩にiPadを貸してくれる乗務員さんもいて感激〜。ちゃんとした布のナプキンにカトラリーで3コースのディナーも食べられました。愛彩はもちろん、私も比較的コンパクトなので、ビジネスのベッドで一緒に楽々と横になることができました。子連れじゃなくても疲れる24時間のフライトは、子連れだとやはりものすごーく疲れましたが、文句を言ったらバチが当たるくらいスムーズなフライトでした。

子供がいなかったころは、飛行機で赤ちゃんの泣き声を聞くたびに、全力でご両親を哀れんでいました。「ああ、私があの人でなくてよかった」と心から思っていました。そんな「あの人」に自分がなってみて、想像したより全然悪くなかったです。ま、でも、将来愛彩が手がかからなくなったころ、乳幼児を連れたお母さんお父さんを飛行機の中で見かけたら、やっぱり「ああ、大変だろうなあ。」とまた心から同情すると思います。

ちなみに、マーティーのお母さんはマーティーが乳飲み子のときにイスラエルまでの長時間フライトを体験したのですが、今思い返しても人生で最大に疲れたそうです。マーティーは全然寝ない赤ちゃんで飛行機の中で何時間も泣き続けたため、最後には乗務員の方から「スコッチをいかがですか?」と勧められ、授乳中にダブルを飲み、「その後すぐに寝てくれた(笑)」と教えてくれました。

子連れフライトは、やっぱり大変。どこでもドアがあればなぁー。

メルボルンからマーティーママが住むマラクータまでの道中、爆睡するふたり

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